アクセス解析やクリック率の気にし過ぎは逆効果!改善インパクトの大きいところに集中しよう

「結果への影響が低い数字は無視してください」

よくこう言っています。

アクセス解析、Google広告、インスタのなど、分析結果が見れるツールを見ると、どうしてもすべてが大事に思えるんですよね。

分析をしようとしていること自体は良いことだと思います。でも、沼に入らないように注意してください。勉強家の人ほど、ここはおちいりがちな危険な罠です(笑)

すべての数字や結果を分析して、しっかりと対策ができれば理想です。でも実際にはそんなことは不可能なんですよね。

すべてをしっかりとやるどころか、現実は自分がやりたいことの1/10もできなかったりします。マーケティングが本職で時間を使える僕でも、90%以上のことは捨てているのが現実です。

非効率な部分に時間を使うほど、効率的な部分に使える時間がなくなります。だから分析と対策では

明確に因果関係がある
改善すれば結果へのインパクトが大きい
ここだけに集中しましょう。一つずつ解説します。

①明確に因果関係がある
例えば、リスティング広告のクリック率。

「低いです」「悪いです」と相談いただくことが多いですけど、何%だから良くて何%だから悪いという指標は実はとくにないんですね。検索結果、ターゲット、戦略、競合、順位などの前提条件によって、クリック率の良し悪しの基準はいくらでも変わるからです。

例えばこれはどっちが良い広告でしょう?

(A)最上部に広告が表示されている場合のクリック率2%
(B)5番めに表示されている場合の1%

比べようがないですよね。

目立つ箇所に掲載されている方が、前提条件としてクリック率が高くなりやすいのは当然だからです。AとBのどっちが良い広告だなんてわかりません。

つまりクリック率の「絶対値」にこだわるのは、基本的に無意味ということです。(自分が作った広告の中でより良いものを目指して作っていくのは大事。意味がないのは「絶対値」自体です)

アクセス解析の直帰率や滞在時間や平均PV数などもです。

もちろん分析が必要な場合もあるんですが、たくさんのページが見られるほど良いHPというわけではありません。ブログのように他のページへの遷移を積極的にやれば平均PV数は当然上がるし、1ページで完結させるようにすればPV数は当然下がります。

PV数の絶対値自体では、HPや記事の良し悪しは決められないですよね。

「これは結果(売上や集客)にちゃんとつながる数値なのか?」

をしっかりと意識して分析と改善をすることが大事です。

②改善すれば結果へのインパクトが大きい
僕たちの時間には限りがあるので、結果へのインパクトが小さいことに時間を使っている余裕はありません。

例えばさっきも例に出したクリック率。

仮に今の広告のクリック率が5%だとしましょう。つまり月に10,000回広告が表示されれば、10,000回×5%で広告のクリック数は500回です。

そしてHPからの成約率が1%だとします(100クリックで1件成約)。その場合、500回×1%で月に5人の集客です。

この時、ある程度の質の広告がすでにできあがっていたら、いくら頑張って改善したところで6%~7%くらいに上げるのが限界でしょう。いくらなんでも10%とか20%にはなりませんし、むしろ下がる可能性だってあります。

仮に頑張ってクリック率を6%にできたとしましょう。10,000回×6%で広告のクリック数は600回です。そして600回×1%で月に6人の集客です。

つまり、広告のクリック率をすごく頑張って改善しても、月に1人しか集客数は変わりません。どう考えてもインパクトが小さいですね。(他の広告だとまた例外もあるのですが、ここでは割愛)

ではHPの成約率はどうでしょう。HPの成約率は1%だとしたら、改善すれば2~3%以上に上げられる可能性は全然あります。

もし成約率2%に上げられたら、クリック数500回×2%で月10人の集客です。同じ広告費で、今後毎月2倍の集客数ですからインパクトが全然違いますね。

しかもHPの成約率が上がるということは、SNSや他のあらゆる媒体からきたアクセスからの成約率もすべて上がります。どっちに力を入れるべきかは一目瞭然ですね。

施策と改善は、結果に効率よく繋がる部分だけに集中することが大事です。それ以外は逆にノイズになります。

例えば、僕は先日、サロンマーケティング実践会のブログの1記事をno indexにしました。no indexはググっても検索結果にかからないようにする対策です。

この記事はドラゴン桜とビジネスについてまとめた記事なんですが、「ドラゴン桜 名言」というキーワードで検索されまくり、このブログでダントツ一番のPVを集めていました。

でもこのアクセスは、僕にとってノイズでしかありません。このブログはあくまでサロン経営者向けで、それ以外のアクセスはビジネスに直結しないからです。

放置しておくという手もあるんですが、サロン経営者以外のアクセスが増えることはむしろ邪魔になります。分析結果もブレるし、広告の精度も落ちるからです。(このあたりはややこしいので別の機会でまた話します)

なので、一番の人気記事をGoogleから消しました。もったいないと思うかもしれませんが、ゴールに直結しないことは無駄なのでこだわってはいけません。

SEOで上位表示されることも、PV数も、あくまで手段であって目的(ゴール)。この順序を間違えるとずっと無駄な時間がかかり結果を出せません。

もちろん上位表示できることもPVが集まることも、楽しさの一つだとは思います。目に見える結果が出てくるのって、やっぱり面白いですもんね。

だから、これを意識することが絶対にダメというわけじゃありません。何が大事で、何に楽しさを見いだせるかは、人によって違いますからね。

ただ、集客や売上という結果を優先するなら、結果重視なのか?自分好み重視なのか?という選択をフェアにするというバランスが大事です。

結果が出づらい人は、どうしても「自分がこうしたい」「こうであってほしい」ということと、望む結果を結びつけやすい傾向があります。

自分の願望と現実は無関係なので、そこの落とし所は常に冷静に見極めるのが本当に大事って感じます。

やるべきことは妥協せず頑張ってやる。
だけど無駄な遠回りはしない。
願望と現実はまったく別。それを踏まえた上で施策を決定する。
これでいきましょう!

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