機能的価値に頼らず「あなただからお願いしたい」状態を作る方法

どうも真井です。

無料動画講座を見てくれている人はわかると思いますが、僕は「USPよりMSPが大事だよー」って話をよくしています。

USP(Unique Selling Proposition)はめちゃくちゃざっくりいうと「差別化された独自のウリ」での強み(機能的価値での強み)。

「USPが大事!」という話はよく聞くと思うしUSPがあるに越したことはないんですけど、実はコレ現代ではかなり難しいんですよね。

最低限の品質としてはみんな良いものばかりだし、似たようなサービスはどんどんとできるからです。

よくUSPの例として出されるドミノピザの「30分以内に熱々のピザをお届けします」ってのだって、今は強みにならないですよね。

配達員が危険ってことでドミノピザも30分ルールやはやめたらしい

そもそもUSPが1940年代とかに提唱された理論なので、現代にそのまま使うのはやっぱりハードルが高くなってます。

そこで大事になるのがMSP(Me Selling Proposition)。

MSPはめちゃくちゃざっくり言うと、「あなただからお願いしたい」という世界観や理念や情熱や哲学での強み(人や会社での強み)。

MSPのMはMe(自分)なので、現代では作ることが難しい機能的価値の差別化がなくても、「唯一の強み」になれるんですね。これはめちゃくちゃ強烈。

だから僕の講座やコンサルではMSPを徹底的に教えています。

僕は事例紹介するためにMSPを感じるものを発見したら、ストックしまくってるんですね。

今回はその1つをシェアします。

まずはこのHPを見てください。あるレンタルオフィスのHPです。
https://www.incubation-office-agora.com/buso-agora

これをパッと見るだけで世界観・情熱・理念が伝わりませんか?

ちなみに運営しているのはこの会社。
https://www.keepwill.com/

最初にこのHPを見た時、すごく驚いたんですよね。というのも・・・

このレンタルオフィスがあるのは東京の町田市なんですが、町田には「このカフェ素敵だな」「この飲み屋素敵だな」と僕が感じていた飲食店が7店舗くらいあります。

調べてみると、なんとその飲食店は全部この会社のお店でした。

「素敵だな」というのは、料理が美味しくて内装が良いというのもあるんですが、それ自体は実はそれほど大事じゃありません。味や内装だけであれば、他にも良いお店はたくさんあるので。

このお店が「素敵だな」と感じた理由は、接客を含めた世界観と哲学です。つまりMSP。

このグループが経営する飲食店はどのお店も店員さんが全員笑顔で元気で好印象です。

でもそれだけじゃないもう一歩、二歩が必ずあるんです。

例えば、誕生日祝いをお願いするとケーキを出してくれるお店はよくあると思いますが、このグループの居酒屋では店員さんが全員で歌って踊ってくれます(やられる側はちょっと恥ずかしいってのはありますが)。

あと、写真を撮ってくれるサービスも他の店でもよくあるとは思いますが、このお店では帰りに手書きメッセージ付きのプリントしたものをくれます。

ちなみにケーキとプリントに書かれているメッセージ&踊りの時の最後の掛け声は「産まれてきてくれてありがとう!」です 笑

この居酒屋は地下にあるお店なんですが、帰りは必ず外の地上までお見送り。冬はホッカイロもくれます。

「お客さんに心から楽しんでもらう」という世界観や哲学がめちゃくちゃ伝わりますよね。

内装や料理などのUSPを追求するのも、素晴らしいと思います。

でもUSPでは勝ち続けることはすごく難しいし、一定レベルを超えてしまえばそれ以上は好みの違いにもなるし、プロ同士にしかわからないような違いをお客さんに理解してもらうことはやっぱり難しいです。

でも、理念・情熱・世界観・哲学は比較されないし、点数も値段もつけられません。単純な優劣って話じゃないですからね。だから競合しない唯一なMeなわけです。

そして、同じことを仮に真似してやったしても、それが上辺だけであればMSPにはなりません。

MSPは世界観や哲学の体現なので、心から体現してなければどこかで必ずボロが出るからです。

ここのレンタルオフィスには、こんな張り紙がトイレや廊下などに貼られています。

系列のカフェのメニューはこんな感じ。
https://www.lattegraphic.com/about-us

全部めちゃくちゃMSPを感じますよね。

理念やビジョンがある会社は多いと思いますけど、それが言葉としてあるだけじゃ意味がありません。

お客さんは「おれは●●だよ」「弊社は●●です」というメッセージ自体に1mmも興味がないし別にそれを信用もしないので、MSPは「体現しているか」が一番大事なんです。

そして体現を通して五感で伝わっていることが大事です。伝わっていなければ、それはただの自分の中だけの宣言にしか過ぎないからです。

この会社は、まさに一貫性を持って体現して伝えることをやっていますよね。

だから、始めて入ったお店だったりオフィスと飲食店という違いはあっても「同じ世界観」というのを肌で感じ、実際に同じ会社だったわけです。

この会社のお店に連れて行くと、どのお店に連れて行っても全員が「すごく良い店だね!」って言います。

クライアントさんからの成果報告でも、強烈なUSPがないとしてもMSPを愚直に丁寧に体現して伝えている人は圧倒的なファン客ばかりが集まっています。

ということで、MSPの力もぜひ使っていってみてください。

その方が本当の価値も伝わるし、価値観に共感してくれたお客さんが集まりますので。

僕が良いクライアントさんたちばかりに恵まれているのも、常にMSPを意識しているからです。ありがたや。

では。

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